4.2.3 プロパティのタイプ

これまでにプロパティのタイプを 2 つ見てきました: numbersymbol です。プロパティに与える値が有効であるためには、その値は正しいタイプであり、そのタイプのルールに従っていなければなりません。プロパティのタイプは内部リファレンスの中で常にプロパティ名の後の括弧の中に表示されています。ここに、あなたが必要になるであろうプロパティのタイプを、そのタイプのルールといくつかの例と共にリスト アップします。もちろん、\override コマンドの中でプロパティの値を入力する時は、常にそれらの値の前にハッシュ記号 # を付け加える必要があります。

プロパティ タイプ

規則

Boolean

真か偽のどちらかで、それぞれ #t と #f で表されます

#t, #f

Dimension (譜表スペース)

正の小数 (譜表スペース単位)

2.5, 0.34

Direction

有効な向きを表す定数またはそれと等価な数値 (-1 から 1 までの小数が許可されます)

LEFT, CENTER, UP, 1, -1

Integer

正の整数

3, 1

List

値のセット。セットの値はスペースで区切られ、前にアポストロフィが付いた括弧で囲まれます

'(left-edge staff-bar), '(1), '(1.0 0.25 0.5)

Markup

有効なマークアップ

\markup { \italic "cresc." }

Moment

make-moment 関数で構築される全音符の分数

(ly:make-moment 1 4), (ly:make-moment 3 8)

Number

正または負の小数

3.5, -2.45

(数の) Pair

‘スペース . スペース’ で区切られ、前にアポストロフィが付いた括弧で囲まれた 2 つの数値

'(2 . 3.5), '(0.1 . -3.2)

Symbol

プロパティに許可されているシンボルのセットのいずれかであり、前にアポロストロフィを付けます

'italic, 'inside

Unknown

手続き。何のアクションも起こさない場合は #f

bend::print, ly:text-interface::print, #f

Vector

前にアポストロフィ-ハッシュ '# が付いた括弧で囲まれた 3 要素のリスト

'#(#t #t #f)

参照

学習マニュアル: @ref{Scheme チュートリアル}


他の言語: English, deutsch, español, français, nederlands

LilyPond — 学習マニュアル

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